以前「入れ墨はNO!オリックスを退団し、ソフトバンク入りが決まったカブレラに対し、球団が「タトゥー禁止令」を発令した。」という見出しのニュースが掲載されていました。
問題は両腕と右肩の刺青だったようです。
両前腕の全周と右肩にある「目」のような模様の3か所に彫られたタトゥーが問題となったようです。
西武時代からのトレードマークだそうで、おまじないの意味も含めた刺青とのことでした。当然、カブレラには彼なりの考えがあったと思いますし、心の中では抵抗したかも知れません。
私もこれまでプロスポーツ選手の刺青についてお話したことがありましたが、刺青を隠すように言われた話は初めて聞きました。
理由は「子供のファンへの悪影響を考慮」とのことです。
カブレラの刺青が本当に子供に悪影響を及ぼすでしょうか?
最近 私のクリニックにも未成年者で刺青の治療を希望して受診される患者さんが増えています。
しかし、彼らには彼らなりの理由があって、刺青を入れています。
彼らは刺青を入れた理由を話してくれます。
精神的ストレス、大人社会への抵抗、そして仲間意識からいろいろです。
他人の刺青がカッコイイから入れたと答えてくれた患者はいませんでした。
中には、大人が自分の話を十分に聞かないからと付け加えた患者さんもいます。
私たち大人にできることは何でしょうしょうか?
禁止することでしょうか?
本当に大切なことは「立ち止って子供たちの話を聞くこと」ではないかと思います。
「リストバンドや長袖のアンダーシャツで極力覆って」も意味はないかと、ふと思いました。
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やまもと形成外科クリニック
新潟眼瞼下垂治療相談
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