第31回日本美容外科総会での刺青の発表


第31回日本美容外科総会で私が日ごろ行なっている刺青の治療法を

 

「私の行なっている刺青治療」

 

と題して発表してきました。

昨年は刺青の治療は1題しかなかったのですが、今回は4題とこれまでにない多さでした。

 

発表4題の内容と質問は次の通りです。

1)Qスイッチ付きレーザーにより刺青の治療
私と同じレーザーによる刺青の治療で、かなり薄くなっていました。ただ、それは薄くなって
はいますが、消えてなくなっているうわけではありません。

質問では薄くなっているの分かるが、それが「透かし彫り」みたいに見えるので問題にはなるのではないか?

やはり、刺青の色は消えても絵柄は消えないのは本当です。絵柄も消してしまうレーザーはまだ開発されていません。

 

2)広範囲の刺青の長期経過の発表
色々な治療方法の結果が発表されました。

皮膚進展器(ティシュエキスパンダー)を用いて広い範囲の刺青が切除された方法や何種類ものレーザーを使用した方法はど大学病院でしかできない方法でした。
試してみたい方法もありましたが、入院・高額な治療費(私が行なっている方法より数倍の治療費
が必要ですが)などが問題です。

 

3)何種類のレーザーを用いた治療法
やはり何種類のレーザーを用いても消してしまうことはできず、長期的には色々な合併症が生じて
いました。

治療期間が長くなるわりには結果は不満足との患者さんの意見でした。

 

4)私は患者さんの希望に沿った治療法を提案し、可能な限り1回の治療で終える考えを発表しま

した。ただ、Qスイッチ付きレーザーに比べて傷跡がかなりできますので、その説明を十分に行い患者さんに納得して頂だき、傷跡をうまく付き合うことが重要であることも付け加えました。

積極的に治療を行っている先生方は私の考えと同じとのことでした。

 

Qスイッチ付きレーザーにより刺青の治療だけを行っているクリニックはたくさんありますが、レーザー治療以外に手術も行っているところは多くありません。

 

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