形成外科での できもの治療 健康保険が使えます。
よく聞かれる質問です。
形成外科でも皮膚科と同じように健康保険で治療が受けられます。
形成外科でのできもの治療の大きな特徴は、治療後の再発や傷あとのケアまで考慮して治療を行うことです。
ただ単に取るだけでなく、その後の傷あとも考えながら治療を行います。
だんだんと大きくなる「できもの=粉瘤腫」手術、再発、傷あとが気になります。
この「できもの」は顔や身体など、どこにでもできます。
顔にできた「できもの」は目立ってしまうことも嫌ですが、治療法や扱いによっては傷あとが大きく残ってしまうこともあります。
そのために治療や扱いは慎重に考えたいものです。
意外に放置されてしまいがちな顔以外にできた できもの 実は厄介なことになっている場合が多いです。
背中やお尻など隠れた場所にできた「できもの」。
目立たない場所ですが、長時間の摩擦、圧迫、刺激などにより、かゆみ、痛み、腫れなどの症状が悪化することが多いです。そのためになかなか治らず、日常生活に支障ができてしまう患者さまもいらっしゃいます。
また、不完全な治療により繰り返しできてしまうこともあります。
「できもの、粉瘤腫」は自然に治ることはありません。できるだけ早めの受診、治療をオススメします。
1. 症状
☑︎ ニキビに似ている
☑︎ しこりのような感じ
☑︎ 徐々に大きくなっていく
☑︎ 化膿すると腫れて痛い
☑︎ 患部からニオイがする
☑︎ たくさんできることもある
2.「できもの」の正体
正体は「粉瘤腫/ふうんりゅうしゅ」=アテローム
2−1 粉瘤腫とは
皮膚の角質と皮脂は、通常は適切にはげ落ちるのですが、これらが何らかの原因で毛穴などの袋にたまってふくらんだものが粉瘤腫です。基本的には良性のものですが、化膿して赤く腫れてしまうと痛みが伴うことがあります。
2−2 ニキビと粉瘤腫を見分けるポイント
・粉瘤種には表面に黒い点があります。
・ニキビはしこりがあっても、指でつまめることは少ないです。
・粉瘤種はだんだん大きくなり巨大化する場合もありまます。
・粉瘤腫は皮膚の老廃物が溜まっているため、強い臭いが発生することもあります。
・一般的に1個〜2、3個ぐらいできますが、身体中にたくさんできることもあります。
2−3 体のどんなところにでもできます。
頭、顔、耳、背中、お尻など どこにでも出来ます。
身体では陰部やわきの下など毛のあるところに出来やすいです。
まれに足の裏や手の平にもできることがあります。
2−3 特に注意してほしい部位
治療を受けるにあたり、特に気をつけてほしい部位は顔とお尻です。
顔にできた粉瘤腫に対して、患者さんは気になり爪でひっかいたり、内容部を無理に押し出そうとすることがあります。これらの行為は炎症を引き起こしたり、傷あとを作ったします。
また、お尻にできた粉瘤腫が化膿してしまうと痛いばかりでなく、圧迫によりつぶれてしまい膿が出てくきて、座ることもできなくなります。
大きくなるほど、治療による傷あとも大きくなりますので、できる限り小さい段階での治療をオススメします。
3. 治療について
3−1どの科で治療すればいいのでしょうか?
以前は皮膚科・整形外科・一般外科で治療されてきましたが、最近では傷あと、再発のことなどを考え、形成外科(皮膚の外科)で治療される患者さまが多くなりました。
特に顔の場合、摘出には繊細な技術が必要になるため、これまで治療を行っていた皮膚科の先生も、形成外科に紹介されるようになりました。
3−2形成外科での治療をオススメする理由
形成外科が他の科と違うところは、摘出するのはもちろんですが、手術により出来る傷あとについても可能な限り目立ちにくくなるように工夫を行っていることです。
また、他の科で手術を受けられて、その傷あとが目立つような場合は 傷あとの治療も積極的に行っています。
形成外科は 診断、摘出 そして傷あとのケアまで一貫して行います。
3−3摘出は形成外科医の得意分野です
粉瘤腫が再発を繰り返す原因の多くは、嚢胞(のうほう)がきちんと取り除かれていないためです。
形成外科では嚢胞(のうほう)をきれいに取り除き再発を最小限することが可能です。
また、炎症をくり返すような粉瘤の場合は、一旦切開・排膿を行い炎症が落ち着いてから摘出術を行うことで再発する予防しています。
形成外科は摘出するだけでなく、再発防止、傷あとの事まで考えらた丁寧な治療を行います。
3−4形成外科での「粉瘤腫」の治療は保険診療です。
「粉瘤腫」の治療は保険診療となります。
治療費は大きさにより異なりますが、7000円~15000円ほどです。
(麻酔代・手術代・病理検査代・処方箋代などを含みます)
美容外科等では保険診療を行っていないところもありますので、予約の時に保険が利用出来るが確認をされると良いでしょう。
4治療の流れ 当クリニックの場合
4-1.予約
予約制ですので、お電話でご予約ください。
4-2.外来診察
待合室にで問診表をお渡ししますのでお書きください。
予約制ですので、比較的他の患者さんと一緒になることは少ないです。
診察時に具体的な治療方法・治療費等について説明します。
診察から説明が終わるまでは約30分です。
4-3. 手術日予約と血液検査
手術日の決定の後、感染症検査のための血液検査を行います。
また、手術当時の注意事項について説明します。
4-4.治療当日
手術当時は入浴ができませんので、お越し頂く前に入浴、洗髪をしてください。
当日は来院時間の4時間前より食べ物は控えていただき、水かお茶のみにしてください。
局所麻酔の手術ですが、当日はお車の運転はお控えください。
4-5.手術翌日の診察
手術部のチェックを行います。
その後の診察日は手術部の状態でお知らせします。
4-6.抜糸日
1週間後を予定しています。
4-7.傷あとのケア
顔や首などの露出部の傷あとは隠すことができませんので、積極的なケアをご指導いたします。
5まとめ
- 粉瘤腫は頭、顔、耳、背中、お尻などどこにでも出来ます。
- 形成外科は、摘出手術はもちろんですが、手術により出来る傷あとについても可能な限り目立ちにくくなるように工夫を行っています。
- 他の科で手術を受けられてその傷あとが目立つような場合は、 傷あとの治療も積極的に行っています。
- 形成外科では「粉瘤腫」の治療を保健診療で行いますので、保険証をご持参ください。
やまもと形成外科でも治療しております。
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眼瞼下垂治療 *クリニック院内 |
保険が適応できるものはできるだけ保険で治療を行います((形成外科・皮膚科)。 保険であっても、美容(見た目)を配慮した治療を行います。 形成外科医としてケガ、傷あと、まぶたのトラブル(眼瞼下垂・逆さまつ毛)、皮膚腫瘍の治療は専門的治療を行っています。 また、子供の外見的な形態異常、ケガ、傷あとの治療には特に力を入れています。 当院の診療には保険診療と自由診療がございます。美容治療はすべて自由診療となっております。 |