
副耳 てどんなもの?

耳の変形で一番多いのが副耳(ふくじ)です。生まれた時から耳の前や頬にイボのように突起しているものです。ご両親が一番最初に気がつかれる耳の異常です。命には支障はありませんので、産科の先生はあまり問題にはされません。
しかし、ご両親は気になります。
1)副耳とは
2)副耳の原因
3)副耳の治療時期
4)副耳の具体的治療法
1)副耳とは
耳の変形で一番多いのが副耳(ふくじ)です。生まれた時から耳の前や頬にイボのように突起しているものです。
約1.5%の割合で見られます。
片側の場合が多いのですが、両側に見られることもあります。
通常の耳には、皮膚の下に硬い軟膏(耳介軟膏)があり、それが耳の形を作っているのですが、副耳も耳ですので硬い軟骨が小さい突起の中に触れることもあります。
2)副耳の原因
診察を受けられる患者さんの家族の中には、「うちの家系には副耳なんか誰もいないのにどうして」と遺伝性のことを心配される方がおられます。
実際、遺伝性はほとんどないのですが、そのことをなかなか理解していただけない場合があります。
そのような時、私は「神様のいたずらですね」と説明しています。
「たまたまできました」と言いたいためです。
これでほとんどの方は納得していただけます。
しかし、副耳があるからと言って、体に何か問題があることはありません。
3)副耳(ふくじ)の治療時期について
副耳は生まれてすぐに気付かれるわりには、形成外科のクリニックを受診されえる時期は早くはありません。
副耳は臨床的には特に症状はありませんので、産婦人科の先生方も 急いで治療を受けなくても良いと考えられ、積極的に形成外科の受診も薦められないことも理由の一つです。
また、意外と周りにも副耳はあるが特に治療を受けていない方が多いのも理由です。
実際、それほど深刻に考えていないのが実際です。
しかし、患者のご両親の中には心配で、ホームページを調べて生後すぐにこられる方もおられます。
副耳の治療時期は通常、全身麻酔が受けられる1歳過ぎと言われます。その為、急がなくても問題ないと考えられています。
しかし、私の考えとしては、生後3か月までは局所麻酔で可能ですので、できればそれまでに受診される事をお薦めしています。
これは、生後3か月までは、赤ちゃんには申し訳ないのですが、押さえつけて手術が可能だからです。私のクリニックではスタッフ2名で赤ちゃんが動かないようして(特別な方法を行っています)摘出を行っています。
ちなみに、一番早い手術は生後10日の新生児で行ったことがあります。赤ちゃんは全く動かなく、3分ほどで終わりました。
しかし、4ヶ月を過ぎると赤ちゃんの力が強くなりつれて、2名では抑えることができず手術はかえって危険となり、ご両親が希望された場合は1歳過ぎてから全身麻酔下で手術を行います。
見た目だけの問題ですが、早い時期の治療をお薦めします。
4)副耳の具体的治療法
副耳の根元を糸で結ぶ結紮法(けっさつ法)と切り取る切除法とがあります。
結紮法とは、副耳の根元をナイロン糸で縛ばり完全に血液が流れなくすることで、副耳が壊死(えし)して、通常、2週間程で自然に取れることを期待します。
軟骨のない小さい副耳が適応です。結紮する時に一瞬痛みがありますが、麻酔は必要ありません。生後すぐにでも実施できる方法です。
軟骨がある場合は、結紮法では残ってしまいますので、切除法となります。
この場合、手術は急いで行う必要はないと考えられていますので、通常、全身麻酔ができる1歳過ぎて全身状態が良い時期まで待たなければなりません。
しかし、ご両親は少しでも早い時期を治療を希望されています。
そのため、私は生後3か月までは局所麻酔で行っています。
しかし、それを過ぎると局所麻酔ではできなくなり、全身麻酔ができる1歳過ぎまで待ってもらっています。
では、生後3か月まででしたら、どこの施設でも局所麻酔で行なっているかと言うとそうではありません。経験のあるスタッフの協力のもとに5分ほどで摘出・縫合を行わなければなりませんので、かなりの経験が必要です。
治療の時期は、ご両親のご希望と年齢じ応じて対応ししているのが実際です。
最後に、一番気がかりなことは、摘出後の傷跡です。
残念ながら、結紮術でも切除術でもわずかな傷跡は残ります。
しかし、それも副耳に比べたらほとんど目立たないと思います。
さらに、ご両親の精神的負担もかる軽くなると思います。
費用は健康保険の適応です。
特に乳幼児の場合は、乳幼児医療費助成適用になる事があります。
まとめ
副耳は一番多い耳の変形でです。
急いで治療する必要はありませんが、ご両親の方は心配されると思います。
治療は形成外科で行っていますので、ご心配の方は早めに受診されて下さい。
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