手の次は足の甲の刺青治療です。
この部分の刺青も腕や胸な度に比べると数は少ないのですが、時々治療を希望される患者さんがおられます。
足の甲ですので、裸足にならなければ見られることはないのですが、日本人は靴を脱ぐ習慣のある国民で、かつすぐに靴下を脱ぎたがります。
ちなみに欧米では寝る時と入浴の時だけかと思っていましたが、意外と自宅では靴を脱ぎ、靴下のままでリラックスしている方も多いかたです(オーストラリア留学の経験ですが)。
そこで、意外と見られないと思われる足の甲の刺青も周囲に指摘されることのなるようです。
どうしても見られるのがいやな方は1年中靴下を履かれてはいかがでしょうか。当然温泉でも?
さて、足の甲の刺青の治療で重要なことは、手ほどではありませんが機能障害を起こさないようにしなければならないことです。
さすがに足の裏側に入れられる方はおられませんので、あくまでも足の甲ですが、ここには足指を動かす腱(すじ)があります(神経や筋の問題はあまりませんが)。
これを傷つけると機能障害が生じます。
治療の原則は切除縫縮術ですが、意外と大きい刺青がために炭酸ガスレーザーを用いた皮膚削皮術を行うこともあります。
ただ、この場合は切除縫縮術に比べて、傷な直る時間がかなり必要となります。理由は傷が靴により「擦れ」によるためです。
そのため、裸足にサンダルでしばらく生活していもらいたいのですが、仕事には支障が生じます。
そこで、大きめのスニーカーをお薦めしています。
部位によりケアが異なることも知っておいてください
見えにくい部分と思われている刺青も、難しい治療となることがあります。
お忘れなく。
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