あざの種類と治療方法
あざにもいくつかの種類タイプがあります。
しっかりと医師と相談して治療することが大切です。
黒あざ / 先天性色素性母斑(せんてんせいしきそせいぼはん)
特徴
・色は黒~褐色 黒い部分に剛毛が生えているものもあります。
・大きさは小さいものから大きいものまで様々で、20センチ以上の大きいものも(巨大母斑)あります。
・巨大母斑は将来的に皮膚がん(悪性黒色腫)を生じることもありますので、切除手術が望ましいといわれています。
治療方法
基本的には手術による切除となります(保険適応)
大きさ、治療方法で料金が異なります。
先天性色素性母斑は通常の「ほくろ」より深部まで病変があることや再発の可能性が高いといわれていますので、当院では手術による切除を行っています。
小さい場合は、傷あとを最小にするために炭酸ガスレーザーを使用する事もありますが、この場合は保険適応外となります。
青あざは2種類
青あざ / 異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)
特徴
青あざの多くは異所性蒙古斑です。
明らかに気になる濃い青あざの場合、生後3ヶ月の時期からの治療が良いと思います。
まだ皮膚が薄くレーザーがよく効き、レーザー照射面積が少なくてすみます。
また、赤ちゃんの小さいうちは抵抗も少ないので正確にレーザーをあてることもできます
治療方法
Qスイッチアレキサンドライトレーザーを使用します。
通常3ヶ月以上の間隔で3~5回程度の照射で改善 します。
保険適応が認められているので、料金の面でも安心です。
健康保険使用で3割負担でおおよそ1回/1万円(麻酔込み)
青あざ / 太田母斑(おおたぼはん)
特徴
額、目の周り、頬、鼻、耳介に生ずる青アザです。
生後半年くらいに生じたり、思春期頃に急に濃くなったり、新たにできたりします。
眼球の白い部分にも生じたりすることがあります。
治療方法
Qスイッチアレキサンドライトレーザーを使用します。
濃さにより回数が異なります。
濃い場合は、照射回数が多くなります。
治療結果はかなり良いです。
保険適応が認められているので、料金の面でも安心です。
健康保険使用で3割負担でおおよそ1回/1万円(麻酔込み)
茶あざ / 扁平母斑(へんぺいぼはん)
特徴
多くの茶色いあざは、扁平母斑という平らなあざです。
出生時から見られるものと、思春期前後から目立ってくるものもがあります。
全身に多くできている場合、遺伝性の疾患があることもあります。
成人より乳幼児の茶アザの方がレーザーの効果が良いようです。
先天性、遅発性の扁平母斑とも、悪性化することは通常ありません。
治療法
治療はレーザー治療で、Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザー、QスイッチYAGレーザーなどが使われます。
このうち、Qスイッチルビーレーザーは2回までは健康保険の適応となっていています。
健康保険使用で3割負担でおおよそ1回/1万円(麻酔込み)
しかし、実際は効果が不十分のため追加照射が必要で、この場合は全額負担となります。また、扁平母斑は毛根からの点状再発が再発が多いことが特徴です。
当クリニックでは、QスイッチアレキサンドライトレーザーやQスイッチヤグレーザーを状態に合わせて使い分け また、毛根からの点状再発に対しては、毛根にダメージを与え再発を抑えるアレキサンドライトレーザーを照射するという
コンビネーション照射治療を行っています。
健康保険適応外ですが 1回/2cmx2cm/1万円(麻酔込み)で、3か月間隔で何回も受けられます。結果は照射回数に比例する場合が多いです。
赤あざ
血管腫は次の3種類に分けられています。
- いちご状血管腫(乳児血管腫)
- 単純性血管腫(ポートワイン母斑、毛細血管奇形)
海綿状血管腫(静脈奇形)
診察して必要に応じて適切な医療機関をご紹介させていただきます。ご相談ください。
*日本形成外科学会 母斑 血管腫 良性腫瘍について 参考にご覧ください
*ご質問のある方は、ご遠慮なく下記のフォームよりお問い合わせください。
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やまもと形成外科クリニック 形成外科(保険診療) 美容皮膚科・美容外科 見た目を自信につなげる 豊富な経験と確かな技術 診療時間 月〜金 10:00~18:30 土曜 10:00~17:00 休診日:日曜・水曜日(不定期)・祝日・年末年始 当日の予約も可能です クリニックLINE@お友達募集中 新潟市中央区本町7番町1085 アクセス 📞キャンセル・ご変更は3日前午前中までにご連絡ください。 |
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眼瞼下垂治療 *クリニック院内 |
保険が適応できるものはできるだけ保険で治療を行います((形成外科・皮膚科)。 保険であっても、美容(見た目)を配慮した治療を行います。 形成外科医としてケガ、傷あと、まぶたのトラブル(眼瞼下垂・逆さまつ毛)、皮膚腫瘍の治療は専門的治療を行っています。 また、子供の外見的な形態異常、ケガ、傷あとの治療には特に力を入れています。 当院の診療には保険診療と自由診療がございます。美容治療はすべて自由診療となっております。 |