重症筋無力症でも眼瞼下垂が起こります。検査方法もお教えします。


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1−⒉ 眼瞼下垂原因の詳細


重症筋無力症でも眼瞼下垂が起こります。
検査方法もお教えします。

重症筋無力症とは、末梢神経と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)において異常が起きている自己免疫疾患です。

 通常、筋肉を動かすためには 神経筋接合部の神経終末からアセチルコリンという神経伝達物質がたくさんでて、これを筋肉側の受容体が受け取ってその刺激で筋肉が動きます。

ところが重症筋無力症では アセチルコリンを分解するコリンエステラーゼという分解酵素がたくさんあり、これがアセチルコリンを分解して筋肉側に届かないようになっている疾患です。

そのため全身の筋力が低下、疲れやすくなりますが、特に眼瞼下垂・複視などの眼の症状がおこりやすいことが特徴です。

治療は対症療法と根治的な免疫療法に分けれれます。

詳しくはちらをご覧ください。→

重症筋無力症による眼瞼下垂は手術では改善できませんので、一時的には抗コリンエステラーゼ点眼薬を使用します。


眼瞼下垂の方で「重症筋無力症」を心配さえている方は下記の方法をお試しください。

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「アイステスト」

眼瞼下垂のある目にアイスパックを2分間ほどあてていただくと、眼瞼下垂が改善することを言います。

これは目を冷やすことによって、神経筋接合部の神経終末からアセチルコリンという神経伝達物質がたくさん出るためと、アセチルコリンを分解するコリンエステラーゼという分解酵素が温度の影響を受け、温度が低いと活性が下がってきて働きが抑えられる両方の効果によるものです。

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やまもと形成外科クリニック 併設

新潟眼瞼下垂治療センター

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